詩人の宗左近氏寄贈の縄文時代の土器、装身具、土偶などのコレクション約200点を所蔵しています。
宗氏は、著書『日本美 縄文の系譜』で「日本の芸術ひいては精神そもそもの母体は縄文です」と述べています。 また、1951年に画家の岡本太郎が東京国立博物館で縄文土器の火焔型土器を見て衝撃を受け、翌年に美術雑誌『みずゑ』に書いた「四次元との対話―縄文土器論」を読み、 そこから縄文の研究・詩作に没頭して、詩集『縄文』『ああ縄文』、評論集『私の縄文美術鑑賞』など多くの著書を生み出しました。
その時期、土器や土偶の収集も行なわれ、縁あってその一部が本学芸術館に寄贈されたのです。