本展は、芸術館が所蔵する郷土人形と浮世絵のなかから、布袋や大黒、歌舞伎「暫」に登場する人の姿をした「カミサマ」を紹介します。
「カミサマ」は、菅原道真など実在する人物が神として祀られあがめられたものや、石川五右衛門など神々しい力を発揮する人物が登場する物語まで多岐にわたっています。
これらの「カミサマ」は、それぞれの時代や地域における伝承や信仰、物語のなかで、さまざまに表現されてきました。
過去の時代、それぞれの地域の人々は「カミサマ」のイメージを通して、彼らの願いや恐れ、敬意をどのように託したのか、その一端を感じ取っていただければ幸いです。
展示室の一部について、通学部学芸員課程実習ICとIFの学生、芸術館インターン生が担当しました。
どうぞゆっくりご観覧ください。