「共創地球展」関連イベントのお知らせ

お知らせ

2022年12月2日

「共創地球展ー地球のOSをアップデートする人新世へー」の関連イベントを以下の通り開催します。

 

*「共創地球展」コンセプトトーク:Part1

人間は地球のガンではない。「人新世」Anthropoceneは、人類のOS更新を通じて地球のOSを更新する世紀だ。地球が生命と共進化してきたように、人類も地球の未来を「共創」する。地球との創造的なパートナーシップ。だが私たちはこのパートナーをどれだけ理解しているだろうか?本展の中心をなす5台のデジタル地球儀Shpere(スフィア)は、そのために開発された。リアルタイムの地球の自画像、台風が海をよみがえらせる様子、数億年の大陸移動から50年後の地球温暖化Simulationまでダイナミックに可視化する球体は、人類の想像力のブロードバンド化を促す。地球の体調変化と同期しうるほどに柔らかな適応力(レジリエンス)、植物や菌類・ウイルスまで含めた「地球のエッセンシャルワーカー達」との創造的なパートナーシップ、私たち自身の「心のOS」のアップグレード(人間観の更新)ーこれらは21世紀のアートやデザインの中心テーマでもあるはずだ。

  • 日時  2022年12月3日(土)10:30~12:30
  • 会場  京都芸術大学 芸術館
  • 講師  竹村眞一
  • 料金  無料
  • 予約  不要

 

*水、それがあるということ

「水を招く」著者の中山博喜先生と21_21DESIGN SIGHT「water」コンセプト・スーパーバイザーである文化人類学者の竹村眞一先生のトークセッション。京都芸術大学教授であるふたりの、それぞれの歩みから「水」を真ん中に語り合う。

  • 日時  2022年12月3日(土)14:00~16:00
  • 会場  京都芸術大学 芸術館
  • 講師  中山博喜、竹村眞一
  • 料金  無料
  • 予約  不要

 

*日光写真ワークショップー瓜生山の美しさを観て残す

植物の”カタチ”を意識して森を歩いたことがありますか?自然界の”カタチ”いは合理的な仕組みがあります。今回は瓜生山をフィールドに植物を観察しつつ日光写真を作ってみましょう。

  • 日時  2022年12月4日(土)11:10~12:30
  • 会場  京都芸術大学 芸術館集合
  • 講師  ノダ☆カズキ、東詩歩、竹村眞一
  • 料金  無料
  • 予約  お申し込みはこちら

 

*「共創地球展」コンセプトトーク:Part2

工芸の「工」は、天と地をつなぐ人の営みを表す。 人はやりようによっては地球のコーディネーターとなり得る。 知的・感覚的な次元も含め、地球の真の「富」を殖やしてゆくような価値創造ーーそれはいわば「地球経済の再設計」でもある。アートやデザインという営みを、そうした本源的な次元へと再び着床させてゆくチャンスを、私たちは地球と人類の危機を通していま与えられているように思う。また「地球の履歴書」を読み解く解像度が上がったことで、これまで「歴史」「文化」の分類箱に閉じ込められていたテーマにも地球史や地球科学の光が当たりつつある。最先端のドローンや高層都市・宇宙開発も、「1億年前のドローン革命」や「5000万年前のタワマン生活」「30億年前の宇宙エネルギー革命」と重ねてみることで、私たちの営みを「地球基準」で測り直すことができる。サピエンスが言語や芸術を発明した「認知革命」や農耕・都市革命が当時の気候変動への創造的適応であったとすれば、「脱炭素」やSDGsももっと大きな文明更新への最初の一歩かもしれないではないか。私たちはどこへ跳ぶためにかがんでいるのか?ーー気候変動時代の真のイノベーションは、理工学部や経済学部でなく芸術・デザイン系から生まれてよいはずだ。

  • 日時  2022年12月4日(土)14:00~16:00
  • 会場  京都芸術大学 芸術館
  • 講師  竹村眞一
  • 料金  無料
  • 予約  お申し込みはこちら

 

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