2025年11月26日

このたび芸術館では、『アール・デコ・イマジュリィ――杉浦非水、高畠華宵、山六郎』を開催いたします。

幾何学形を基調とし、機械的なイメージや異国趣味を織り交ぜた都会味あふれるデザインが特徴的なアール・デコ。
1925年にフランス・パリで開催された「現代装飾美術・産業国際博覧会」（通称アール・デコ博）をきっかけに世界各地に広まったアール・デコのデザインは、1920・30年代の日本のデザインにもあらわれ、装丁や広告、雑誌の表紙や挿絵などのイマジュリィ――フランス語で「イメージ図像」を意味する大衆的な複製図像――が、独特に咀嚼し表現されたアール・デコで彩られました。
本展は、杉浦非水、高畠華宵、山六郎によるグラフィック・デザインを中心に約50点の作品により、日本のアール・デコの一端を紹介するものです。

また、会期初日の12月6日(土)には、本展の関連シンポジウム「日本のアール・デコとモダンガール」（大正イマジュリィ学会第61回研究会）を開催いたします。

みなさまのご来場、心よりお待ちしております。